
退職する際はできれば気持ちよく円満退職したい。人間関係や職場の雰囲気を悪くしないで退職する方法を知りたい。
本記事はこんな悩みを解決します。
働いた期間に長い短いはあるにせよ、お世話になった病棟、スタッフと退職前にガチャガチャしたら悲しいですよね。
せっかくなら笑顔で楽しく円満に退職できるのが1番だと思います。
この記事でわかること
- 円満に退職するポイントは?
- 円満退職におすすめのタイミング
- 円満退職するための退職までの流れ
- 円満退職するための注意点
この記事では円満退職するコツや押さえておきたいポイントについて解説します。
この記事に書いてあることを実践すれば必ず円満退職することができるので安心してくださいね。
いきなりですが結論から書くと、「スケジュール管理と5つのポイント」を抑えるだけで看護師を円満退職する事はできます。
円満退職の5つのポイント
- ポイント1:退職の意思は早めに伝える
- ポイント2:退職日までしっかり働く
- ポイント3:同僚に伝えるタイミングは?
- ポイント4:退職のタイミングを考える
実際に僕自身もこのポイントを押さえて進めることで円満退職することができましたよ。

- 本業:元看護師 リタイア生活中
- 30代 男性 3人の子持ち
- 退職時有給を全て消化して円満退職
でも一人で退職を進めるのは不安だな。

そんな看護師さんは、転職サイトで相談しながらすすめると楽ですよ。
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では本文をどうぞ。
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→看護師は副業禁止!?実際にリタイアした僕のおすすめ副業3選
看護師が円満退職するためにはスケジュール管理が重要
看護師を円満退職するために一番重要なのは、退職までのスケジュール管理です。
退職までのスケジュール管理ができていないと、希望していた退職日に退職できない危険性もあります。
僕のおすすめは退職は1年前には、師長へ退職の意思を伝えましょう。
退職のスケジュールは、基本的に退職日から逆算して考えることが重要です。
具体的にみていきます。
3月末日で看護師を円満退職したい場合
3月末日で円満退職したい場合を考えてみます。
4月:3月末で退職する事、有給を消化する事を師長に伝える
5月〜11月:退職時期は変えない事、有給の消化方法の相談
12月:退職、有給消化の書類を集める
1月:退職、有給の書類を全て完成して提出
2月、3月:有給消化して退職
おすすめの退職へのスケジュールはざっくりこのような形です。
正直師長との相談期間がほとんどです。
退職への引き止めや有給消化の交渉がうまくいくように、余裕を持って長く期間を空けています。
2月と3月を有給消化とすると、1月中には全ての対象手続きを完了しなければなりません。
有給消化や退職への書類は、自分で事務に行って揃えれば1ヶ月もあれば十分準備可能です。
年末年始を挟むので、年明けからでも良いですが12月中に書類を集めておくことをお勧めします。
退職する事は承諾してくれても、有給消化はすんなり承諾してくれる事は少ないと思います。
その場合は、時期を検討することや買い取りも含めて交渉します。
それでも無理な場合は、労働基準監督署に相談してみましょう。
ただし労働基準監督署に相談すると、師長との関係性は崩れる可能性が高いです。
あとは有給消化まえに、自分の係や委員会の仕事の引き継ぎをしっかりとスタッフに行えば円満に退職することができます。
このくらい余裕を持ったスケジュールを組んでおけば、交渉が決裂しても労働基準監督署に相談する時間もたっぷりあります。
正直スタッフへの引き継ぎをしっかりと行っていれば、円満退職できますよ。
揉めるのは結局、師長や病院とのことです。
退職までの期間が長いので、自分の退職の意思が揺らいでしまわないように注意が必要です。
看護師を円満に退職するポイントは?

ポイント1:退職の意思は早めに伝える
師長への退職の意思は出来るだけ早く伝えましょう。
看護師はシフト制なので急な退職には勤務表作成の都合上対応できません。
勤務表作りは2ヶ月くらいから始まるので最低それ以上は必要になります。もちろん病院の就業規則も確認しましょう。
自分が退職の時期を決めたら1年前でも良いので伝えた方が良いです。
あまり早く伝えると関係性がギクシャクしないかなと心配に思うかもしれませんが問題ありません。
退職時に有給を消化したければ尚更早めに伝えた方が有給取得の可能性は高くなりますよ。
期間が短くて焦るよりも余裕を持って計画的に退職準備を進めましょう。
ポイント2:退職日までしっかり働く
退職の意思を伝えて退職日が決まると嬉しいものです。
しかし退職日が決まっても仕事は集中して退職日までしっかり働くことが重要です。
確かに今までも退職する人たちはどこか仕事へのモチベーションが低下して最後は流し作業みたいになっていた気がします。
そんな姿を見て最後まで働けよと思っていたんですが、実際僕も退職が決まってからはモチベーションだだ下がりでした。あぁ、こういう気持ちだったんだなと実感できました。
しかし病棟に残るスタッフたちはもちろん退職しないので、ちゃんと働けよ!と思いますよね。
退職することが嬉しくて内心ウキウキでも勤務中は今までと変わらずにしっかりと働きましょう。
ポイント3:退職への意思は変えない
次のポイントは、退職への意思を変えないことです。
退職を病院に伝えたら、ほぼ100%引き止めにあいます。
引き止められた際に退職する気持ちが揺らいでしまったら、本当に退職する気があるのかな?と思われてしまいます。
退職への意思が固まっていないと思われてしまうと、より強い引き止めに会います。
退職への意思が揺らいでしまうと、泥沼の退職活動になってしまいます。
退職活動が泥沼化すると、退職活動自体に疲弊してしまい退職する気がどんどん削がれていきます。
そしてズルズルと退職せずに、看護師を続けることになってしまいます。
退職活動が泥沼化しないためにも、絶対に退職するという強い意思を持つことが大切です。
ポイント4:同僚に伝えるタイミングは?
退職の意思を師長に伝えて退職日が決まったら病棟の同僚にはいつ退職する旨を伝えれば良いでしょうか?
僕の答えは「いつでもよい」になります。
できるだけ遅くまでは話さない方が良いと書いてあるサイトもありますね。
確かにあまり早く退職を伝えてしまうと「どうせやめる人でしょ。」「辞めれていいな。」などと思われるかもしれません。
このように思う人は思わせておけば良いというのが僕の考えなのですが、それではあまりにも乱暴なので少し補足します。
自分が中堅以上で病棟のスタッフと関係性が築けていれば退職を伝えるタイミングはいつでも大丈夫です。
上に書いたようなネガティブな発言をする人間は少ないでしょうし、いても気にしなければ良いだけです。
まだ勤続年数が少ない1~2年目の看護師さんの場合は、退職日が近くなってから伝えた方が良いです。
ガチャガチャ言ってくる先輩がいるかもしれないので。
ちなみに本当に仲の良い友人以外には伝えない方が良いですよ。
「絶対内緒だよ。」という約束は絶対に守られることは無いと僕は思っています。
ポイント5:退職のタイミングを考える
円満な退職をするためには退職の時期も重要になります。
円満退職に良いタイミング
- 年度末の3月末
- ボーナス支給後の6月末、12月末
- 看護師の求人が増える1月、2月、7月
- 看護研究や委員会活動がひと段落する2月、3月
このように円満退職をするのに良いタイミングは4つあります。
後ほど詳しく掘り下げていきますね。
看護師が円満退職できる退職理由6選
円満退職するのは退職理由も重要です。
看護師の退職の際にはほぼ100%強い引き止めにあいます。
実は看護師をスムーズに辞められる退職理由が6つあります。
円満に退職できる退職理由
- 出産・育児
- 結婚
- 体調不良
- 通勤困難
- 親の介護
- キャリアアップ
詳しくみていきます。
円満退職の理由1:出産・育児
一つ目の円満退職の理由は、出産・育児です。
出産・育児は家庭の事情であり、子供という相手がいるので病院側も引き止めをしにくい理由になります。
病院側も育児休暇を取られてしまうと、人員補充ができず病棟の人数が少なくなってしまいます。
病院側にもメリットがあるので、出産・育児は円満退職しやすい退職理由になります。
「親に預けたりすれば、すぐに復帰できるでしょ?」なんて言ってくる上司も時々いるので注意ですよ。
円満退職の理由2:結婚
次の円満退職の理由は、結婚です。
結婚が退職理由の場合も、比較的円満退職しやすいです。
何故なら結婚は結婚相手や両親がいるので、上司も引き止めずらくなります。
引き止め辛い理由を選択するのは、円満退職する近道です。
ちょっとずるいですが、両親の意向で退職しなきゃいけないと伝えるのがおすすめですよ。
円満退職の理由3:体調不良
次の円満退職の理由は、体調不良です。
看護師をしていると、不規則な勤務や重労働にて体を壊してしまう看護師も多いです。
複雑な人間関係や、劣悪な労働環境にて心を壊してしまう看護師もたくさんいます。
中には「少し休職すればすぐに働けるでしょ?」なんていうアホな上司も残念ながらいるんですよね。
自分の体を守れるのは自分だけです。本当に壊れてしまう前に退職しましょう。
円満退職の理由4:通勤困難
次の円満退職の理由は、通勤困難です。
遠方に引っ越しをして、通勤が困難になった場合も仕方ない理由なので引き止めを受けにくいです。
退職のために引っ越しをするのは違うかもしれませんが、実家に戻るなどと組み合わせるのはおすすめです。
僕も片道1時間かけて通勤していましたが、正直通勤時間って無駄ですよね。
円満退職の理由5:親の介護
次の円満退職の理由は、親の介護です。
親の介護も、相手がいる理由なので引き止めにくい退職理由になります。
ただし親の介護をしないのに、嘘をつくのはお勧めしません。
嘘をつくのは結局ボロが出ますし、嘘がバレた後が大変になってしまいます。
「親の介護なんかより仕事にきなさい。」とは言いづらいですよね。
円満退職の理由6:キャリアアップ
次の円満退職の理由は、キャリアアップです。
前向きな退職理由にすることは、円満退職するコツの一つです。
何か資格を取るために退職する、学びたい分野がある病院に転職するなどの理由は前向きな理由になります。
師長も流石にスタッフが成長しようとしているのに、ダメとは言いにくいですよね。
ただし自分の病院で学べることを退職理由にすると、ただの部署移動になってしまう可能性があります。
そんなミスをしてしまうと、退職理由がなくなってしまうので注意しましょう。
前向きな退職理由は、師長にもスタッフにも応援されるので良い退職理由ですよ。
詳しい退職理由の説明と避けた方が良い退職理由に関する記事を読む
→看護師が引き止めに遭わずに退職する方法〜みんなの悩みを徹底解説〜
看護師の円満退職にオススメの時期

円満退職に良いタイミング
- 年度末の3月末
- ボーナス支給後の6月末、12月末
- 看護師の求人が増える1月、2月、7月
- 看護研究や委員会活動がひと段落する2月、3月
詳しくみていきます。
年度末の3月末
まず1番は年度末である3月末です。
4月からの新年度に向けて病院は新たな人員配置などを考えています。
そのため病院側にとっても退職する側にとってもメリットがあります。
3月末での退職のメリット
病院側
- 新年度の人員配置を考えやすい
- 退職にスタッフが多いため手続きがまとめて行える
退職する看護師側
- 転職する場合は新年度から新たな職場で働ける
- 退職者が多いので求人数が増える
このように病院側・退職者側にメリットがある3月末での退職はオススメの時期になります。
3月末退職の注意点
注意点
- 退職者が多いので早めに退職の意思を伝える
- 人員確保のため強く引き止めを受ける可能性がある
- 引き継ぎをしっかりと行う
年度末は退職者が多くなるので、病院側のためにも退職の意思は早く伝えるようにしましょう。
また新年度から大きく病棟スタッフが変わるので引き継ぎはしっかりと行う必要があります。
退職者が多くなり新入社員が少ないと人員確保のため強い引き止めに遭う可能性があります。
その際は退職の意思が固いことをしっかりと説明しましょう。
ボーナス支給後の6月末、12月末
ボーナス支給後の退職も狙い目です。
ボーナス支給時期のメリット
メリット
- ボーナスを当面の生活資金や引っ越し費用に充てられる
- この時期の退職者は多いので求人数も増える傾向にある
退職に伴って引っ越しや新たな生活への必要品を揃えるのには資金が必要です。
その費用にボーナスを当てられるのは大きなメリットになります。
またボーナスをもらってから退職する人は多いので病院側も求人を出していることが多く転職する場合、多くの求人から選ぶことができます。
ボーナス時期退職の注意点
ボーナスの発生日と支給日を確認する必要があります。
詳しくは就業規則に記載がありますが、ボーナスをもらうには条件があります。
発生日だけでなく支給日まで働いていないとボーナスは支給されません。
ボーナスをもらって退職する場合はボーナスの支給日の確認を行いましょう。
またボーナス時期の退職者は年度末の退職者同様に多いので早めに退職の意思を伝える必要があります。
看護師の求人が増える1月、2月、7月
看護師の求人が増える時期での退職も良いでしょう。
なぜならこの時期は求人数が増えるので、転職活動が有利に働く可能性があるからです。
求人が増える時期の注意点
求人が増えるので転職活動がしやすくなるのは大きなメリットなのですがそれだけではありません。
求人数も多くなりますが、転職者数も大きく増える時期でもあります。
そのため自力で転職活動を行う人は在職中から求人チェックをしっかりと行うようにしましょう。
有料求人ほど早期に無くなってしまうので色々と迷っている間に良い転職先が無くなってしまったとならないように。
もし忙しくて在職中に転職活動を開始するのが難しい、希望だけ伝えてあとは良い求人を探して欲しいという方は看護師転職サイトを利用するのも良いかもしれません。
看護研究や委員会活動がひと段落する2月、3月
病棟に優しい退職時期を考えると2月や年度末がオススメです。
看護師の仕事をしていると、普段の業務だけでなく看護研究や委員会など業務外の仕事もたくさんあると思います。

この業務外の時間外労働が本当に嫌ですね。
看護研究や委員会活動は年度での活動単位になっていることが多いです。
そのため活動が一区切りついたところでの退職は他のメンバーに迷惑がかかりにくく円満退職につながりやすいです。
2月、3月退職の注意点
この時期の退職の注意点は委員会や看護研究などの活動が年度をまたいで行われる場合です。
その場合途中での退職になるので、引き継ぎは引き継ぎ書を作成してしっかりと行いましょう。
しっかりと引き継ぎをしないと何も引き継がれていないと悪い印象を持たれてしまいます。
また退職後に職場から連絡が来るかもしれません。
それを避けるためにも十分な引き継ぎを行なって退職するようにしましょう。
円満に退職する前に次の職場は決めた?
→最短でセミリタイアするためにはこの看護師転職サイトを使う!
看護師を円満退職するための退職までの流れ

円満退職するには退職までの流れをしっかりと把握して準備を進める必要があります。
退職までの流れは6つのステップに分けて考えることができます。
退職までの流れ6ステップ
- ステップ1:事前準備・自己分析
- ステップ2:求人検索・情報収集
- ステップ3:書類作成
- ステップ4:応募・面接
- ステップ5:給料などの待遇の交渉
- ステップ6:引き継ぎ・退職
この流れを意識しながら余裕を持って退職準備を進めていくことが大切ですね。
退職までの6ステップをより詳しく説明した記事を読む
→【簡単準備&手順】看護師転職の流れを6つのステップで徹底解説
看護師を円満退職する際に絶対にしてはいけないこと

円満退職のためには絶地にしてはいけないNG行動もあるので絶対に覚えてくださいね。
絶対してはいけないNG行動
- 今の職場の愚痴や悪口を言わない
- 新しい職場の話をしない
詳しくみていきます。
NG行動1:今の職場の愚痴や悪口を言わない

この職場はサービス残業ばかりでブラック病院ですよね。みなさんよくこんな職場で働き続けられますね。
退職する人間にこんなことを言われたら腹が立ちませんか?

は?それならさっさと辞めろよ。これからもこの職場で働くスタッフの気持ちも考えなさいよ!
スタッフ同士で職場の愚痴や悪口を話すことはよくあることですが、それは一緒に働いているからの話です。
退職したくても様々な事情から退職できない人や、今の職場が好きな人もいるかもしれません。
自分は退職するかもしれませんが、そのような人たちの気持ちを考えて発言するようにしましょう。
NG行動2:新しい職場の話をしない
退職日も決まり新たな職場が決まると気分が良いものです。
新しい職場が給料が良いなど今の職場よりも好条件だと浮かれてしまうものです。
だからといって今の職場のスタッフに対して聞かれてもいないのに新しい職場の話をするのはやめましょう。
スタッフにとっては新しい職場の話は、単なる自慢話でしかありません。
新しい職場のことを話したい気持ちもわかりますが、聞かれたら話す程度の留めましょう。
看護師を円満退職するための注意点4選

円満退職をするためにはいくつかの注意点があります。
この注意点を頭に入れて気をつけておけば必ず円満退職をすることができますよ。
円満に退職するための注意点
- 嘘の理由での退職はしない
- 退職の意思は早めに伝える
- 引き継ぎはしっかりと行う
- 有給はしっかりと消化する
詳しく見ていきます。
注意点1:嘘の理由での退職はしない
師長から引き止めを受けないために嘘の理由で退職するのが良いとか聞くけど、本当にいいのかな?

僕は嘘の理由での退職はオススメしません。
様々な不満があるにせよ今までお世話になったことは変わりないですし、何より辞める際に嘘をつかなければいけないのはモヤモヤしませんか?
退職の強い意志があれば引き止められても退職はできます。
無理に嘘の理由で取り繕っても辻褄が合わなかったりでバレてしまうかもしれません。
嘘をついているのがバレたらそれこそ円満退職はできないでしょう。
そんなリスクを背負うなら初めから嘘をつかずにしっかりと自分の意思を伝えましょう。
ただし不満をダラダラと伝えるのではなく退職理由をポジティブな言い方に工夫して伝えましょう。
看護師は退職時も強い引き留めに合うって本当!?
→看護師が引き止めに遭わずに退職する方法〜みんなの悩みを徹底解説〜
注意点2:退職の意思は早めに伝える
労働基準法では2週間前までに退職の意思を示せば退職することができることになっています。
しかし看護師はシフト制なこともあり、2週間前に退職の意思を示しても勤務表が組まれているため対応できないことが多いです。
そのためまずは就業規則で自分の病院が何ヶ月前までに申告する必要があるかを確認し、その期間に加えて1~2ヶ月余裕を持って退職の意思を伝えるのが良いでしょう。
注意点3:引き継ぎはしっかりと行う
自分が在職中に行っていた仕事を退職後に引き継ぐ場合はしっかりと引き継ぎを行います。
引き継ぎの手順
- 引き継ぎ書を作成し引き継ぎを行う
- 退職日まで一緒に行える作業は一緒に行う
詳しく見ていきます。
引き継ぎ書を作成し引き継ぎを行う
引き継ぎを行う際は口頭だけでなく必ず書面でも残るように引き継ぎ書を作成しましょう。
引き継ぎを口頭だけで行うことも多いですが僕は書面での引き継ぎをオススメします。
口頭だけだと十分に伝えきれない部分もあるため、退職後に連絡がかかって来るかもしれません。
その場合、こちらもストレスですが電話をかけて来るスタッフもストレスです。
お互いのためにも面倒ですが、引き継ぎ書の作成がオススメですよ。
引き継ぎ書の内容
- 活動内容・活動日について
- 各種ファイル類の保管場所
- 各種データの保管場所
- 今年度の活動内容・反省点
- 来年度に向けての活動グループ全体の課題
この辺りをまとめておけばOKです。
引き継ぎを受けた人が引き継ぎ書を見れば動けるように考えながら作成しましょう。
退職日まで一緒に行える作業は一緒に行う
引き継ぎ書を作成して引き継ぎを行なったら終わりではありません。
引き継ぎ書の不明点や疑問点を必ず確認しましょう。
また引き継いだ活動を一緒に行うとより良いでしょう。
もし可能なら一緒に作業するのも検討してみてください。
引き継ぐ相手も自分の仕事があるので無理に行うと親切ではなく親切の押し売りになってしまうので気をつけましょう。
注意点4:有給はしっかりと消化する
有給を消化することは円満退職につながらないと思うかもしれませんが、これは今後の職場のために是非行なって欲しいです。
看護師は有給を使用しないことが当たり前になっています。
当たり前になっていますがこれは異常なことです。
まずそれを周知しなければいけません。
あなたが有給を消化して退職することで、有給は使うことができるんだとスタッフに周知することができます。
この小さな動きが看護師の職場環境をよくするための大きな一歩になりますよ。
のんびり温泉大家が有給を消化して退職した記事を読んでみる
→【看護師体験談】有給を消化して退職する具体的方法〜有給拒否は違法〜
円満退職の注意点を確認しました。
この注意点に気をつければ必ず円満対象ができるはずです。
まとめ

円満退職の5つのポイント
- ポイント1:退職の意思は早めに伝える
- ポイント2:退職日までしっかり働く
- ポイント3:スムーズに辞められる退職理由にする
- ポイント4:同僚に伝えるタイミングは?
- ポイント5:退職のタイミングを考える
円満退職に良いタイミング
- 年度末の3月末
- ボーナス支給後の6月末、12月末
- 看護師の求人が増える1月、2月、7月
- 看護研究や委員会活動がひと段落する2月、3月
せっかくお世話になった病院なら最後に印象悪く退職するよりは印象良く円満に退職した方が気持ち良いですよね。
円満退職について色々とみてきましたが一番重要なのは、病院や病棟スタッフが困ることはないかな?と考えて行動すること。
これだけしっかりと心がけていれば大きな失敗をすることは絶対にないですよ。
以上です。
あなたは大丈夫?看護師は有給を勝手に消化されるんです
→【看護業界は異常】看護師は有給を勝手に消化されるって本当!?
看護師だって急に仕事を休みたくなる時もあるんです
→【誰でも簡単】よくある看護師の当日欠勤の理由と具体的な方法