看護師の離職率は高いって聞くけど本当?実際はどのくらいなの?
この記事ではこんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 看護師の離職率
- 新人看護師の離職率
- 離職する主な理由
看護師の仕事は、離職率が高いという話をよく聞きませんか?
ズバリ看護師の離職率は、11.6%です。
単純に看護師の10人に1人以上は、退職してしまう計算になります。
この数字が他の職業と比べて多いのか?少ないのか?
離職してしまう理由に関して、詳しく解説していきます。
皆さんの参考になると嬉しいです。
では本文をどうぞ。
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看護師の離職率について
日本看護協会の調査では、2021年の看護師の離職率は11.6%でした。
既卒採用者の離職率は、16.8%になります。
看護師の離職率はそのくらいなんだね。
実際に働いていると、もっと多い気がしますね。
看護師の離職率~病院の種類別~
病院の種類別での離職率も確認してみましょう。
看護師全体 | 既卒採用者 | |
合計 | 11.6% | 16.8% |
国立 | 10.7% | 12.9% |
公立 | 8.0% | 9.1% |
日本赤十字社 | 9.4% | 9.6% |
医療法人 | 14.4% | 19.1% |
医療法人の退職率の高さが際立っているね。
看護師の離職率~病院の規模別~
次は、病院の規模別での離職率も見ていいます。
病床数 | 看護師全体 | 既卒採用者 |
99床以下 | 12.1% | 20.1% |
100~199床以下 | 12.8% | 18.2% |
200~299床以下 | 12.2% | 18.0% |
300~399床以下 | 12.0% | 15.6% |
400~499床以下 | 10.7% | 10.3% |
500床以上 | 10.8% | 12.8% |
病院規模が大きいほど離職率も低くなっているのは、教育体制が整っているからなのかな?
看護師の離職率~地域別~
次は、地域別の離職率を見ていきます。
1位 | 2位 | 3位 | |
看護師全体 離職率の高い都道府県 | 東京都 14.6% | 神奈川県 14.6% | 大阪府 14.3% |
新卒看護師 離職率の高い都道府県 | 香川県 17.1% | 栃木県 14.3% | 長崎県 13.3% |
既卒採用者 離職率の高い都道府県 | 岩手県 24.0% | 大阪府 23.5% | 和歌山県 23.1% |
地域差はあまりないように感じるね。
新人看護師の離職率
ちなみに新人看護師の離職率はどのくらいなのかな?
新人看護師の離職率は、10.3%になります。
新人看護師の離職率についても少し詳しく見ていきます。
1年目で辞める新卒看護師の割合
新人看護師の離職率は、10.3%です。
これは看護師全体の離職率に比べて、少ない数字になります。
案外少ない数字なんだね。
僕もそう思いました。
体感ではもっと奥の新人看護師が辞めている印象ですが
新卒看護師の離職率~地域別~
地域別での離職率についてみていきます。
1位 | 2位 | 3位 | |
新人看護師 離職率の高い都道府県 | 香川県 17.1% | 栃木県 14.3% | 長崎県 13.3% |
新人看護師 離職率の低い都道府県 | 福井県 3.7% | 静岡県 4.1% | 石川県 5.1% |
都道府県によって、離職率のかなり違いがあるね。
離職率3%台って本当の数字なのか逆に怪しいですね。
新卒看護師の離職率~病院の規模別~
次は、病院の規模別で確認していきます。
病床数 | 看護師全体 | 新人看護師 |
99床以下 | 12.1% | 13.9% |
100~199床以下 | 12.8% | 12.7% |
200~299床以下 | 12.2% | 9.2% |
300~399床以下 | 12.0% | 11.8% |
400~499床以下 | 10.7% | 9.6% |
500床以上 | 10.8% | 9.3% |
新人看護師の方が離職率は低い傾向にあるんだね。
他の職種と比較すると看護師の離職率は高い?
看護師の離職率は高いと言われるけど、他の職種と比べたら高いのかな?
このグラフを見ると、看護師の離職率が特に高いというわけでもないんだね。
この結果から、看護師の離職率が他の職種に比べて特に高くはないことがわかりました。
看護師の仕事は非常に大変ですが、他の仕事に転職したからといって楽になるかはわかりません。
職種によって苦労の種類は違えど、大変なことに変わりはないですからね。
看護師が離職する主な理由
なんで看護師って離職しちゃうのかな?
いろんな理由があるけど、僕は家族と過ごす時間を増やすために退職したよ。
ここではよくある看護師の離職理由を確認していきます。
看護師が離職する理由1:人間関係に悩みがある
最初の離職理由は、人間関係に悩みがあることです。
看護師をしていると、お局の存在や理解のない上司の話をよく聞きます。
このような人間関係の悩みで看護師を退職する人は、非常に多くいます。
また上司だけでなく、同期の人間関係で悩む看護師も多くいます。
もっとみんな仲良く働けば、良いのですが気性難な看護師も多いんですよね。
看護師が離職する理由2:給料が安い
次の離職理由は、給料が安いことです。
僕が最初に看護師を退職しようと思った理由は、給料が安いからでした。
看護師の給料は500万円前後です。
定年まで働いてもほとんど給料が変わらないのは、つまらないなと思ったのがきっかけです。
もっと給料が欲しいなら自分で行動した方が収入を増やすことができますよ。
看護師が離職する理由3:体力的につらい
次の離職理由は、体力的につらいことです。
看護師の仕事は、不規則勤務もあり体力勝負な仕事も多いですよね。
そのため体力的につらくて、看護師を離職する人も多くいます。
特に看護師は腰痛を発症しやすいので、無理は禁物ですよ。
僕も元々腰痛持ちだったので、コルセットをして働いていましたね。
看護師が離職する理由4:精神的につらい
次の離職理由は、精神的につらいことです。
患者の死や命がかかった業務の連続で、精神的に疲弊してしまうこともあります。
常に気を張って働くのは、体力的な疲労と同様にぐったりくるんですよね。
夜勤前や夜勤中も、勤務を考えると寝れないのでしんどかったのを覚えています。
看護師が離職する理由5:結婚・出産のため
次の離職理由は、結婚・出産のためです。
看護師は女性が多い職場ですので、結婚や出産での退職も多くなります。
結婚での引っ越しで遠方に行く場合の退職は、仕方ない理由になります。
看護師は退職を引き止められることが多いので、このような仕方ない理由でうまく退職する人も多くいます。
出産の場合は、出産し育児休暇などを取得することもできますが、退職する人も多くいます。
- 病院側が育児休暇を素直に許可しない場合
- 退職を断りにくい理由なので、出産を機に退職する
このような理由があります。
元々退職する機会を狙っていた人にとっては、良い退職理由になります。
しかし出産後も働きたかった人にとっては、悲しい退職となってしまいます。
本来は育児休暇を拒否することはできないんですが、残念ながら退職を促してくる医療機関は多くあります。
看護師が離職する理由6:育児のため
次の退職理由は、育児のためです。
子供が小さいと、育児に非常に手がかかり大変です。
育児休暇を取得しても、子供が小さいうちに職場復帰しなければいけません。
また子供の成長を見守るために、退職する人も多くいます。
僕も子供が生まれてから、子供の成長を見る機会は今しかないと思い看護師を退職しました。
看護師が離職する理由7:転職先が見つけやすい
次の離職理由は、転職先を見つけやすいことです。
看護師免許を持っていると、退職してもすぐに次の職場を見つけることができます。
次の転職先を見つけやすいので、退職しやすくなります。
看護師免許があれば、定年を過ぎていても働く場所はたくさんあります。
僕も投資で失敗したら、また看護師で働けば良いやと思っています。
看護師の離職率が高い病院の特徴
ちなみに離職率の高い病院の特徴はあるのかな?
僕の経験上、このような職場は避けた方が良いと思っています。
離職率の高い病院1:中堅がいない
最初の特徴は、中堅がいない病院です。
若手と年配ばかりの病院ってありますよね。
これは仕事をバリバリこなす中堅が、離れてしまう理由がある病院ということです。
- 中堅がいないので教育体制が整っていない
- 年配看護師がお局化している
- 若手もすぐに辞めてしまう
このようにいくつかの理由が考えられますが、できるだけ避けた方が良い病院ということがわかります。
離職率が高い病院2:病床数が少ない
次の特徴は、病床数が少ない病院です。
特に経験が浅い看護師は避けた方が良いでしょう。
理由は、病床数が少ないので働いている看護師も少なくなります。
そのため教育体制が整っていない可能性が高くなります。
- 転職してすぐに1人立ちになる
- 夜勤が看護師1人体制の可能性がある
このような可能性があるので、知識や技術に自信がない人は避けた方が良いでしょう。
離職率が高い病院3:いつも求人が出ている
次の特徴は、いつも求人が出ている病院です。
いつも求人が出ている病院は、単純に人気がない病院ということです。
- 募集しても人が来ないのか?
- 雇ってもすぐに辞めてしまうのか?
理由は分かりませんが、何か大きな問題があることは確実です。
常に求人募集しているような病院で働くのは、避けましょう。
転職の際におすすめの職場とは?
じゃあどんな職場を選べば良いのかな?
僕が思う働きやすい職場を紹介しますね。
給料が良い職場
最初のおすすめの職場は、給料が良い職場です。
給料が高ければ、ある程度の不満があっても我慢できると思いませんか?
職場環境も悪い、しかも給料も安いだと本当に嫌になると思います。
そのためまずは、生活を送るのに不足がないような給料が出る職場を選びましょう。
年収700万円以上で残業もほとんどない職場も、探せばあるんですよね。
人間関係の良い職場
次のおすすめの職場は、人間関係の良い職場です。
長く働くには、人間関係の良い職場は非常に大事になります。
でも人間関係の良い職場なんて、転職前にはわからないよね?
転職サイトを利用すればコンサルタントが、病院ごとの内部事情を詳しく教えてくれますよ。
それ以外にも、転職前に見学させてもらうと少しは職場の雰囲気を知ることができます。
職場環境が良い職場
次のおすすめの職場は、職場環境が良い職場です。
職場環境には給料や人間関係以外にも、休日や有給、委員会など多くの点があります。
- 勤務前残業はどのくらいか?
- サービス残業はどのくらいか?
- 休日出勤はあるか?
- 有給は希望できるのか?
- 委員会などで休日出勤する必要はあるか?
このような点も転職前に確認しておくのがおすすめです。
サービス残業ばかり、休日出勤、休み希望が取れない、有給も消化できないなんて職場は嫌ですよね?
看護師の職場は、このような職場が結構あるんですよね。
看護業界そのものが、ブラックな業界のイメージがあるよね。
看護師を離職しても良い職場で働くことはできる
看護師を離職後でも、良い職場に転職することはできるのかな?
もちろんできますよ。
良い職場探しには看護師転職サイトをりゆおするのがおすすめですよ。
今の看護師の職場を離職したら、もう良い職場で働くことはできないと思っていませんか?
そんなことは全然ないので、心配しないでくださいね。
つらい状況で無理して働き続けることで、自分が壊れてしまっては遅いですよ。
つらいと思ったらまずは看護師転職サイトで、良い職場がないか情報収集だけでも始めてみてくださいね。
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