- 美容看護師に興味があるけど年収1000万も可能なの?
- どうしてそんなにお給料が良いの?
- 美容看護師のメリット・デメリットも合わせて知りたい!
このような疑問にお答えする記事です。
結論から言うと、美容看護師は年収1000万も可能です。
しかし、どの美容クリニックでも、どんな看護師でもそれが叶うわけではありません。
この記事でわかること
- 年収1000万円の美容看護師の特徴
- 美容看護師の仕事内容
- 美容看護師のメリット、デメリット
- 美容看護師に転職するときに大切なこと
「美容看護師に興味がある」
「高い年収が気になる」
「自分に美容看護師がつとまるか不安」
「転職するからには失敗したくない」
そんなあなたはぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ではさっそく解説します。
美容看護師で年収1000万円は可能?
冒頭でも述べたように、美容看護師として働き、年収1000万円以上稼いでいる看護師は実在します。
しかし、すべての看護師がその年収を手にできるわけではありません。
年収1000万円以上を得るためには、美容看護師としての専門性やスキルを高めること、責任あるポジションに就くこと等が必要です。
- 高い技術や知識がある
- 高い接遇力がある
- 高い販売力がある
- 努力し続ける力がある
- 経営やマネジメント力がある
経験、スキル、努力、さまざまな要素を持ってこそ、それに見合った年収がもらえます。
また、勤務先の地域性や施設規模、需要や競争状況などによっても年収は異なります。
美容看護師として年収1000万円を目指すなら、着実にキャリアを積みながら知識・技術の研鑽をしていくことはもちろん、接遇や販売力も磨き、将来的に身を置く場所も見極めていく必要があります。
美容看護師のリアルな給料の手取りは?
では、美容看護師の平均的なリアルな給料の手取りはいくらくらいなのでしょうか?
一般的には、美容看護師の月の給料の手取りは『30〜40万円』と言われています。
中には50万円を超える美容クリニックもあるようです。
年収1000万円とまでは行かなくても、美容看護師は比較的高水準な給与であることがわかります。
リアルな給与水準も高めである美容看護師は、魅力的な分野と言えるでしょう。
美容看護師の年収が高くなる理由
美容看護師の年収はなぜ高めなのでしょうか?その主な理由は以下の2つです。
- 自由診療である
- インセンティブ制度がある
順番に解説します。
自由診療である
美容看護師が高収入である理由として、美容クリニックが自由診療であることがあげられます。
美容クリニックが高い施術費用を設定できる背景には、日本の医療制度に関する法律があります。
日本の医療保険は国が定めた基準に従って診療費が決まりますが、美容クリニックの施術は自由診療となり医療保険が適用されません。
そのためクリニック側で自由に価格を設定することができるため、各クリニックは自社の経営方針に沿った費用を設定しています。
美容外科の施術費用は、フェイスリフトで100万円以上、豊胸手術で200万円以上といった高額なものもあります。
美容クリニックでは高い収益があがるので、看護師の給与も高くなる傾向があります。
インセンティブ制度がある
美容看護師の高給与の一因として、インセンティブ制度があることもあげられます。
お客様の希望に応じた多様な施術をより多く提供できると、クリニックの売上も上がります。
その売上に貢献したり、指名を獲得できた看護師には、インセンティブが発生するクリニックもあります。
インセンティブ制度によって美容看護師の年収が高くなるケースもよくあります。
美容看護師の仕事内容
高水準の給与が期待できる美容看護師ですが、その仕事内容はどのようなものなのでしょうか?
給料が良くても仕事内容が合わないと長く働き続けることはできません。
美容看護師の主な仕事内容もぜひ押さえておきましょう。
美容看護師の仕事内容
- 美容施術前後のカウンセリングとアドバイス
- 身体測定、問診、カルテ作成
- 検査・診療の補助、薬剤管理、点滴などの処置
- 手術時のアシスト
- 創部処置、消毒、包帯交換などの術後の処置
- 医療機器の取り扱い、管理、メンテナンス
- 化粧品やサプリメントの販売、アドバイス
このような業務があります。
美容看護師は、お客様の美をサポートする仕事です。
美容に興味があり、お客様のキレイのお手伝いすることにやりがいを感じられるあなたは美容看護師に向いています。
長く楽しく働き続けやすいでしょう。
美容外科と美容皮膚科の違い
美容看護師には、大きく分けて「美容外科」と「美容皮膚科」があります。
美容外科では、美しくなるための整形を行います。二重まぶたの整形手術、豊胸手術、脂肪吸引など、外科的な手術があります。
美容外科が行う施術は、美容皮膚科で行われるものよりも費用が高額なことが多く、その分給料も高い傾向にあります。
美容皮膚科では、主にレーザー照射による脱毛や肌質改善(シミ取りなど)、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注入治療によるシワ・たるみ改善などを行います。
それぞれ特徴・違いがあるので、自分の希望や興味関心、条件等にマッチする職場を選べると良いでしょう。
美容看護師のデメリット
美容看護師はお客様の美を叶える素敵な仕事ですが、どんな仕事にも良い面・悪い面があります。
美容看護師のデメリットとなる面はどんなところでしょうか?
主なデメリットとしては以下の3つがあげられます。
- 土日出勤が多い
- クレーム対応が多い
- 次の転職に不利になる可能性がある
順番に解説します。
土日出勤が多い
土日出勤が多いことは、美容看護師のデメリットとなり得ます。
美容施術を受けるお客様は、自身が休みである土日にクリニックを訪れることが多いです。
つまり、美容クリニックにとって土日は書き入れ時です。
美容看護師は土日は出勤であることが多くなります。
土日に休み希望を出すことも可能ですが、忙しい中休むことに少し気が引けるかもしれません。
土日が休みの仕事をしている家族や恋人と、予定を合わせることが難しい懸念があります。
クレーム対応が多い
美容看護師で働く場合、時にお客様のクレーム対応もあります。
美容クリニックは病棟勤務とは違い、看護の対象が「お客様」です。
お客様はお金を払って、自身がきれいになるためのサービスを受けに来ています。
そこで納得の行かない施術や対応であると、クレームにつながってしまうことがあります。
中には理不尽なクレームをされる方もいます。
接客に慣れていないとはじめはクレーム対応に戸惑ってしまい、デメリットと感じるかもしれません。
次の転職に不利になる可能性がある
もし美容クリニックを辞めて他分野への転職を考えた場合、少し不利になる可能性があります。
- 病棟で習得してきた知識や技術が低下しやすい
- 美容看護師としての経験は他分野への転職の際はプラスに考えてもらえない可能性がある
病棟で使う知識や看護技術は美容クリニックではほとんど使わないので、それらを徐々に忘れていきやすいです。
また、美容クリニックで習得する知識や技術はかなり専門的であるため、他分野に転職した場合、このスキルを活かす場面がほぼありません。
美容分野で身につけた人間力やコミュニケーション能力、問題解決能力などは、他分野で働く際にも活かすことができるのですべてを悲観する必要はありませんが、上記のような懸念があることは事実です。
美容看護師のメリット
美容看護師のデメリットを紹介しましたが、美容看護師ならではのメリットもたくさんあります。
美容看護師の主なメリットは以下の4つです。
- 夜勤がない
- 高収入が期待できる
- 命に関わない仕事である
- 社員割引で施術や化粧品を購入できる
順番に解説します。
夜勤がない
夜勤がないことは美容看護師の大きなメリットです。
美容クリニックには、入院患者さんはいないため夜勤はありません。
病棟勤務の看護師の中には夜勤で体調を崩してしまう方も多く、不規則な仕事が健康に及ぼす影響が懸念されています。
その点、美容看護師は夜勤がないので生活リズムも整いやすく、食事・睡眠等もしっかり取れる働き方ができます。
自身の健康は何より大切です。
夜勤がないことは大きなメリットと言えます。
高収入が期待できる
美容看護師は夜勤がなくても高収入が期待できます。
前述しましたが、美容クリニックは自由診療であるため、自由にサービス価格を設定することができます。
クリニックの売上が看護師の給料にも反映されるので、看護師も高収入が期待できます。
夜勤がなくても病棟勤務より年収が高い看護師も多くいます。
高水準の給与は大きなメリットです。
命に関わない仕事である
美容看護師の仕事は命に関わらないという点もメリットと言えます。
美容看護師として働いている中で、患者さんの急変やお看取りという場面はまずありません。
病棟で勤務する看護師の中には、命を預かるプレッシャーが大きく精神的につらい思いを抱えている方も少なくありません。
命に関わらない仕事内容であることはメリットとなる方も多いでしょう。
社員割引で施術や化粧品を購入できる
社員割引で、施術や化粧品を購入できることも美容看護師のメリットです。
美容看護師は、勤め先のクリニックで販売している化粧品を社員割引で購入したり、施術を社員割引で受けることができます。
クリニックによっては、無料で受けられる施術もあります。
普通にお金を払うと高額である美容クリニックの化粧品や施術を、お得な価格もしくは無料で受けられるのは非常に大きなメリットです。
自分もキレイになれるのはとても嬉しいですよね。
美容看護師になるなら看護師転職サイトを利用しよう
魅力的な面がたくさんある美容看護師ですが、転職する際は「看護師転職サイト」を使うことをオススメします。
美容クリニックの勤務条件や内情は各職場によってかなり違います。
内情に詳しい転職サイトのアドバイザーから情報を得ながら納得して転職先を選ぶことができると、あとあとのミスマッチを回避することができます。
逆に、しっかり情報収集を行わないと、入職してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうでしょう。
上手に看護師転職サイトを活用し、徹底的な情報収集をした上で転職先を選んでみてくださいね。